今週は、リッキー・マーチンのリビング・ラ・ビダ・ロカをお届けします。郷ひろみの♪アーチーチーアーチーの原曲です。
リッキー・マーチンはプエルト・リコ出身の陽気なラテンシンガーです。代表作はこの曲と、
先週からサッカーのワールドカップがカタールで始まりましたけど、98年大会のテーマソングに使われた『ザ・カップ・オブ・ライフ』です。♪ヒアー・ウィー・ゴー!アレ、アレ、アレ!ってあの歌です。
リッキーは1984年当時アメリカのメキシコ移民を含むスペイン語圏で大人気だったプエルトリコ出身のアイドルグループのネヌードの追加メンバーとしてデビューしました。5年間活動した後グループを脱退し、メキシコでソロデビューしました。98年、フランスワールドカップのテーマソングである♪アレ!アレ!アレ!が大ヒットした翌年、リビン・ラ・ビダ・ロカでアメリカで英語曲デビューを果たしました。
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彼女は魔術に夢中さ
黒猫にブードゥー人形
なんだか悪い予感がするんだよ
あの娘とつきあったらオレはだめになるんじゃないかって
彼女は何か新しいものが欲しいのさ
夜の何か新しい刺激がね
新しいアレにはまったみたいなんだ
もう昼も夜も毎日毎日
彼女にかかるとオレは服を脱ぎ雨の中で踊りに連れ出すのさ
彼女と一緒にクレージーな人生を送ることになっちまう
でもそれは脳みそをつらぬく弾丸みたいにオレを痛みから解放する
もうひっちゃかめっちゃか
彼女の人生は「行っちゃってる」(←ナダル風に)
彼女はオレを押したところですぐ突き落とす
狂った世界で生きてるんだ
彼女の唇は悪魔のように赤い
そして肌はモカコーヒーのような褐色
彼女に関わったら振り回されてヘトヘトさ
彼女の人生は「行っちゃってる」んだから(←ナダル風に)
目が覚めるとそこはニューヨーク
ファンキーな安宿だった
彼女はオレのハートを奪った
そしてオレの財布も奪って行った
オレの酒に睡眠薬を入れやがったに違いない
彼女は水なんか飲まない
注文させられるのはフランス産のシャンペンで決まりさ
一度彼女を味わっちまったら
もう元には戻れないってもんさ
そうさ、彼女はキミを狂わせるのさ
彼女にかかると服なんか脱ぎ捨てて
雨の中で踊りだしたくなるしかないんだ
彼女のクレージーな人生に巻き込まれて
キミまで行っちゃることになるのさ
もう元には戻れない
ひっちゃかめっちゃかな狂った世界で生きることになるのさ
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この曲のタイトルはスペイン語と英語のチャンポンなんですが、意味は「常軌を逸脱した人生」となります。 英語でいうと”crazy life(クレイジーライフ)”です。スペイン語で、”vida”が「人生」、”loca”が「常軌を逸脱した」という意味です。
歌詞は英語バージョンのほか、スペイン語バージョン、そして郷ひろみの♪アーチーチーアーチーの日本語カバー、ゴールドフィンガー99があります。
日本語版の歌詞は元歌とはほとんど関係ない内容になっていますが、サビの部分で「♪燃えてるんだろうか?」とか「♪感じたんだろうか?」というところがあるのをみなさん覚えてるでしょう?あれは元歌の♪リビン・ラ・ビダ・ロカのロカと語呂を合わせています。
とても陽気なラテンの歌ですね。
最後に、ワールドカップのテーマを歌ったこともあるリッキー。出身地のプエルトリコのプエルトは英語でいうとポート、つまり港です。リコは英語でリッチ、豊かなという意味で、プエルトリコは「豊かな港」という意味です。
みなさん何か気づきませんか?昨日の試合のこと。ホント残念でしたね。 対戦相手のコスタリカ。コスタは英語でコースト、海岸のことです。そしてリカ。これもプエルトリコのリコと同じでリッチという意味のスペイン語なんです。コスタリカは「豊かな海岸」という意味なんです。漢字の地名に意味があるのは字を見ればわかりますが、外国の地名にも同じように意味があるんですけど、そういうのってあまり学校で習いませんでしたよね?外国語を勉強するときには語源を調べると面白いですよ。